犬の甲状腺機能低下症の症状、経過、治療方法と費用、我が家の秋田犬の場合

医療

2018年6月に10歳で亡くなった秋田犬オスは4歳のときに甲状腺機能低下症を発症しました。その症状と経過、治療方法と費用をまとめました。

はじめは皮膚病のような症状

最初の異変は、皮膚にあせものような赤いぷつぷつができて、かゆがっていることでした。夏の暑さのせいかな?と思いながらも、病気とは思わず様子を見ていました。

フィラリア予防薬をもらいに行った時に相談すると、かかりつけ医が「毛並みも悪いね」と薬を処方されました。この医者はいつもそうなのですが、詳しい説明はありませんでした。一人で会計などすべてをこなすので常にやたらと忙しそうで、詳しい説明を求められる雰囲気でもありません。(それでも質問するべきでしたが)「薬が終わったら来て」ということを2,3回繰り返したでしょうか。

特に改善は見られず、かといってそれほどひどい状態でもなかったのであまり気にしていませんでした。

ケージ内で倒れる!何かの発作?胃捻転?

ある日の昼下がり、私はパソコンに向かっていて犬が直接見えないところにいました。犬はケージ内でくつろいでいたはずなのですが、ガシャーンと、ケージにぶつかったような音がしました。

すぐに見に行くと、ふせた状態で、なんとなくぼーっとしていました。意識はあるものの、様子が普段とは違います。胃捻転を疑い、医者に連絡しました。かかりつけ医は昼休みで連絡がつかなかったのですが、別の病院で診てもらうことができました。

幸い胃捻転ではなく、様子を見ることに落ち着きました。毛並みと皮膚のかゆみについては甲状腺機能低下症の可能性を指摘され、説明と今後の治療方針についても納得ができたので転院することに決めました。

秋田犬なので家族以外には全くなつかず、唸るのが当たり前。特に前の医者とは相性が悪く、診察台に乗せることもできず抵抗するので口輪をつけての診察でした。

ところがびっくり、新しいお医者さんのことは大好きで、診察のたびに大喜びでぺろぺろなめまくってご挨拶。犬の治療費専用のお財布を見ると、行くことがわかるので、テンション上がりまくりのはしゃぎまくり。その後も病院通いが続いたので、病院嫌いでないことは救いでした。

甲状腺機能低下症の疑い

症状と血液検査の結果から、甲状腺機能低下症はほぼ疑いなかったのですが、数週間皮膚病の治療をしてみて症状を観察し、つぎにアレルギーの治療を試し、観察。

内服薬とは別に、皮膚病用の薬用シャンプーで5日ごとに洗います。大きい犬なので大変ですが幸か不幸か毛が少ないため、ドライヤーは短時間で済みました。

冬なのに毛が抜けラットテイルに

その間も毛はどんどん抜けて、冬なのにヘアレスドッグのような姿になってしまいました。ふさふさと立派だった自慢の巻尾は「ラットテイル」という無残な状態に。毛がないため、振ったしっぽが壁に当たると、血がにじんでしまいます。

同時に、一日中ほとんど動かず、急に老け込んだようになってしまいました。これは典型的な甲状腺機能低下症の症状です。

甲状腺機能低下症と確定

今までの薬に反応がみられなかったので、最後に甲状腺機能低下症を改善する薬(甲状腺機能亢進薬というのかな?)を飲ませてみました。するとはっきりと症状の改善がみられたのです。

治療の効果が出たことは喜ばしいことでしたが、これはこの薬を一生飲み続けなければならないことを意味しています。

ステロイド併用

うちの子の場合は、皮膚がかさかさざらざらしてフケが落ちるのと、ブドウ球菌の臭いがするということで、ステロイドの飲み薬を併用してようやく皮膚と毛の症状がコントロールできるようになりました。無気力な老犬っぽいところも治りました。

特にステロイドは腎臓?だかの内臓に悪影響を与えるため、投与量を最小限に抑えることを目指しました。症状が改善するとステロイド剤を減らし、悪くなると増やす、というように、こまめに量を調節しました。

薬の内容と費用

治療法が決まってからは甲状腺機能低下症の薬が朝晩2回、1日1回のステロイド剤を一日おき。4週間ごとの通院で薬代が2万円強でした。薬代は体重に比例します。うちの子は33~35キロでした。薬はえさに混ぜれば一緒に食べてくれたので、飲ませる苦労はありませんでした。

シャンプーは5日に1度

5日に1度のシャンプーも最後まで続きました。薬用シャンプーが一本(300mlくらい?)3500円と、家族の誰のものより高級でした(笑)しかも人間より毛が多いので消費も早い。

上記の治療が10歳で亡くなるまで続きました。

 

甲状腺機能低下症の予後と寿命

甲状腺機能低下症は、治療さえすれば予後は良く、寿命には影響しないそうです。うちの子はあまり長生きできませんでしたが(10歳2か月)、時々倒れるなど、ほかにも病があったようです。

以上が犬の甲状腺機能低下症の治療、我が家の犬の場合についてです。

が、

うちの子は、両後ろ足の前十字じん帯断裂を経験しています。全くの素人考えですが、これも甲状腺機能が関係しているのではないかと私は疑っています。その治療については別記事にまとめます。

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