犬の前十字じん帯断裂手術を2回受けた経緯、秋田犬の実例

医療

4歳で甲状腺機能低下症を発症し、治療していた秋田犬のふーちゃん。7歳の時に左後ろ足の前十字靭帯断裂の手術を受けることになりました。

甲状腺機能低下症を発症とほぼ同時に靭帯損傷

靭帯はレントゲンに写りません。なので、損傷の確定診断は受けていません。ですが、ソファや、ケージの中の犬用ベッドなどクッションのきいたところから立ち上がるときに「ぴー」と小さく鼻を鳴らし、立ち上がれなくなりました。

体重が軽い小型犬の場合は、ほうっておいても治る(ほかの組織でカバーする、だったかな?)らしいのですが、大型犬の場合は残念ながらだんだん症状進むだろうということでした。サプリと、体重管理で様子をみることになりました。

その後も、ちょっとびっこをひいているようなことがあったり、歩くと「カクカク」と、変な音が聞こえたりということがありました。おそらくそのたびに損傷が増えていたのでしょう。それでも急性期が過ぎると馴れるのか、痛みが和らぐのかわかりませんが、少しは回復するという感じでした。

なんでもない瞬間に突然歩けなくなった

ある日息子が散歩に連れて行っている時のことでした。階段をあがろうとしていた時。くじいたとか、負担のかかる動きをしたわけではなく、なんでもない瞬間に突然歩けなくなったそうです。「キャン」と声をあげることもなく、息子は、はじめ何が起きたのかわからなかったとか。

携帯も持っておらず、犬を置いて帰るわけにもいかないので、約500mの道のりを、37キロの犬を担いで帰ってきました。(散歩のとき、携帯とお金は持ちましょう)

しばらく様子をみるものの

状況と希望的観測から靭帯断裂ではないかもしれないというのが、かかりつけの獣医さんの診断でした。断裂であれば「ブチッ」と音がしたり、飛び降りた瞬間だったり、その瞬間に痛みで鳴き声をあげるはずだというのです。

何度か通院しながら様子をみたものの、改善はみられず、高度医療専門の動物病院を紹介されました。

高度医療専門の動物病院へ

そこには動物の外科の専門医がいます。別室だったので何をしたのかわかりません。おそらく関節の動きを確認したのでしょう。すぐに靭帯断裂だと診断がくだりました。

靭帯はゴムが束になったようなものらしいです。バンジーのゴムみたいな感じなのかな?と私は理解しています。

バンジージャンプ用のゴム

靭帯損傷はこの一部が切れたもので、断裂は全部(ほぼ全部?)切れてしまった状態なのかな。

とにかく、ゴムのようなものなので、年齢(7歳)と状況から、じん帯が劣化して起きたと考えられる。劣化であるから、反対の脚も高い確率で同じことになるだろう、と。

手術を受けるしかない

となると、これは手術するしかありません。今はびっこでも歩けるけど、反対の脚の靭帯も切れてしまったら歩けなくなってしまいます。まだ7歳なので先もあります。

手術には不安要素だらけ

甲状腺機能低下症とその薬、てんかんのような発作を起こすなど、とにかく病弱なコです。手術を受けることには強い不安がありましたし、実際にリスクは通常より高いと説明されました。また、家族以外にはなつかないコだったので、1週間の入院中家族と離れることで受ける精神的ダメージも心配でした。

そして手術を受けたのが2015年11月。詳しくは別記事にまとめます。

かわいい包帯を巻いてもらったよ

手術後の歩き方

リハビリやマッサージなどでケアはしましたが、結局左足をきちんと使えるようにはなりませんでした。体重のかけかたに癖が残ってしまい、後ろ足は右側に頼るような歩き方のままでした。

歩き方のクセのせいで、爪の減り方に偏りがあり、肉球も変形していました。歩き方のクセが強い人の靴の裏が、変なふうにすり減るのに似ています。

残念ながら予想は的中し、右脚も

そして2016年8月。これもなんでもない瞬間。散歩から帰宅し、玄関を上がって数歩歩いたところで突然。

一度経験しているので、すぐにわかりました。

そして受診。かかりつけ医も、手術を受けた病院のスタッフもみんな、予想外に早く再会することになってしまったことに言葉がありません。

当の本人(本犬)は、やさしいスタッフさんたちが大好きだったので、再会できて喜んでいましたが(笑)

2度目の手術と入院はスムーズ

前回手術前に抱いていた不安は解消していますし、前回からそれほどたっていないので、まだ高齢というわけでもありません。2回目ということで入院日数も減らしてもらえました。犬の状態もわかっているし、家族のケアも心配いらないということで。

2回目の手術後の歩き方

退院が早かった分、その後の通院回数は減りましたが、無事治療終了。今度はあっさり手術した方の脚を使えるようになりました。手術前と同じように、やや右に傾いた歩き方に落ち着きました。

これで、靭帯が切れる心配がなくなったことにほっとしました。でも歩き方の偏りが、将来股関節や前足に不具合を引き起こすのではないかという懸念は残りました。

前足のヒジのおできも一緒に取ってもらいました

長期的な経過はわからずじまい

結局、2回目の手術のあと、2年足らずで内臓疾患により天国へと旅立ちました。幸せな一生だったと思っていてくれればいいなぁ。天国では思いっきり楽しく走れているといいな。

 

 

 

 

 

しかし、なんとか予防できなかったか?やはり後悔していることがいくつかあります。

気を付けていれば手術が必要な状態にならなかったか、少しでも先延ばしできたかもしれません。

甲状腺機能低下症との関連

甲状腺機能低下症の症状として、うちのコの場合は、毛が抜け、皮膚がカサカサかゆかゆで常にフケが出ている状態でした。毛と肌にこれだけの症状が出るのだから、靭帯も正常ではなく、もろい状態だったのではないか?というのが素人である私の無責任な考えです。

そんな状態なのに、散歩が長すぎて負担をかけていたのではないか。

犬はそんなに散歩好きではなかったのですが、犬と散歩するのが好きすぎて、4,5キロ散歩していたのです。もっと小分けにすればよかったかもしれません。

もうひとつは、
そんな状態なのに、フローリングに戻してしまったことです。

正確に言うと、コルクマット部分を減らしてしまった結果、フローリングが増えていたのです。

原因は複合的だと思います。でも後悔しないためにも、できる限りのことはしておくべきでした。

 

 

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